第49回スーパーボウルってどういうものだったの?
史上最高の視聴率とともに、史上最高の試合とまで言われた第49回スーパーボウル。
最後は第4クォーター残り20秒でNEペイトリオッツがSEAシーホークスのパスをインターセプトして幕切れになったが、最後のこのパスは関係者・ファン問わず議論の対象になっている。
Butler picks off Wilson to seal Patriots Super Bowl XLIX victory - YouTube
何故この議論が起きているのかをこれから簡単に紹介します。
準備
シーホークスは、シーズンを通してランオフェンスが全チーム中ダントツの1位で、理由はクォーターバック(以降QB)のラッセル・ウィルソンとランニングバック(以降RB)のマーション・リンチのオプションプレイがとてつもなく機能したからだ。
なんと2位に30ヤードも差をつけ、この5年間でNFL最高のランオフェンスを繰り広げた。
https://usatthebiglead.files.wordpress.com/2013/09/russell-wilson-rocked-2.gif
このプレーはリンチにボールを渡しているが、ウィルソンの類まれなる判断力でリンチに渡さずに自分が走る二者択一のプレイで相手ディフェンスを翻弄しつづけた。
マーション・リンチも、野獣と恐れられるくらいパワー系RBで、タックルされても跳ね返す恐ろしいRBだ。
とにかくシーホークスのランオフェンスはやばいとだけ認識していればOK。
シチュエーション
第4クォーター残り1分6秒、TDまで残り6ヤード、1st downという状況から説明します。 得点は 「NE 28 vs 24 SEA(攻撃)」と4点差で、シーホークスはタッチダウンが絶対条件だった。
残り2分で逆転され、相手に攻撃権が渡ると残り時間的に試合終了、という厳しい状況から、奇跡的なロングパスが通って残り6ヤードまで迫った。
(ちなみに奇跡的なロングパス:Seahawks' Jermaine Kearse Makes Ridiculous Catch in Final Minutes of Super Bowl | Bleacher Report )
1st down でRBのマーション・リンチがランで5ヤードゲイン。TDまで残り1ヤード。
時計を進ませ、残り25秒でプレイ開始。
残り1ヤード。
誰もがランで来ると思っていた。
解説も「ウィルソンが走るかリンチが走るか」と思っていた矢先にパス、そしてインターセプト。
という試合でした。
議論の内容
「なぜあの場面でパスプレイを選択したのか」ということは誰もが思う疑問だ。
裏をかけると思ったのかもしれない。
ただ、ペイトリオッツのヘッドコーチはそれを読んでいた、とコメントしている。
ということは堅実にランプレイで進めておけばよかったのではないか。
などなど。
ちなみにこういった記事もある。
NFLスター選手も震え上がる「オードリー春日の呪い」とは (NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース
なんにせよ、午前休とってまで観戦して本当によかったと感じた